この記事では、中国で出産を迎えた私の経験を元に、妊娠生活や出産準備、医療システムなどの、初めての海外出産に関する情報を書いています。
中国での妊娠生活
妊婦健診の流れ
私が通っていた産婦人科は「愛博産婦人科(アイボーン)」です。会社の医療提携で、必然的にこの病院となりました。日本人や海外の妊婦さんが多く通っている病院です。
健診費用は、すべて前払い制です。
- 12週までの健診費用は699元(通院回数制限なし)
- 妊婦健診+分娩費用は49,900元
この料金には、院内ヨガとピラティスの受講料も含まれていました。
初期の妊娠検診は大体3回〜4回程度の通院となります。私の場合は、初診で6週だったため計4回の検査でした。(6週、8週、9週、11週)
妊婦健診の検査内容は、膣内エコーと血液検査のみでした。
日本と異なり、毎回体重測定や尿検査はなく、体重の減少が大きい場合のみ、尿検査を行います。(別途料金)
また、体重の減少については自己申告制なので、つわりがひどい場合は病院の通訳に連絡する必要があります。
私が通っていた産婦人科では、8週目からは腹部エコーに切り替わり、12週頃には甲状腺やNTなどの検査が行われます。16週には2回目のNF血液検査(ダウン症)があります。
8月に日本へ一時帰国する予定があったため、それまでに6週間以上の間隔が空いてしまうのは…ということで、帰国前に急遽エコー検査を受けることになりました。(追加料金なし)
その後は、24週〜27週の間で血糖検査(75g)を受け、33週〜34週からNSTが開始されます。
出産準備、必要な手続き
出産準備品は、だいたい以下の物を揃えました。
- 産褥(さんじょく)用のパッドや下着
- 赤ちゃんの服やおむつ
- 哺乳瓶やミルク
- 出産後の母乳ケアアイテム
出産準備に必要な物品については、私の場合、日本に一時帰国する機会があったため、帰国中に必要な物品を日本で調達しました。また、淘宝(タオバオ)を利用していました。注文後3日以内には玄関先まで届けてくれるので、忙しい時期にもとても便利です。
個人的に困ったことは、日本にあるよな両親学級は、中国語の開催しかないため、YouTubeで勉強していたことです。また、情報を集める際、病院側から手取り足取り教えてもらえるわけではなく、自分から積極的に質問しないと必要な情報を得るのが難しいということもありました。
医療システム
医師や看護師とのコミュニケーションに関しては、通院の際には通訳がついており、言語の壁を感じることは特になく、安心して相談できました。また、看護師の注射が非常に上手でした。
予定日を過ぎた場合、エコー検査は別途料金が発生します。
母子手帳の貰い方
日本領事館で母子手帳を受け取ることができます。ただし、場所が少し分かりづらいため、詳しい行き方については「日本領事館へ行く方法」を参考にしてください。
ただ日本政府の方針で冊子の母子手帳の発行をあまりしていないそうで、ネットからのダウンロードを推奨されました。
まとめ
今回のブログでは、私の体験を元に妊娠生活や病院についてお伝えしました。
これから海外出産を控えている方は、事前に準備を整えて、現地の医療制度やサポート体制についても確認しておくと、安心して出産を迎えることができると思います。